ヨシタケシンスケさんの絵本『このあと どうしちゃおう』を、6歳の娘と一緒に読んでみました。
「死んだらどうなるんだろう?」
大人でも答えるのが難しいテーマですが、この絵本では、おじいちゃんが残したノートをきっかけに、死んだあとのことを自由に想像していきます。
今回は、娘が気に入っていた場面や、親として感じたことを紹介します。
『このあと どうしちゃおう』はどんな本?何歳向け?
| タイトル | このあと どうしちゃおう |
| 文 | ヨシタケシンスケ |
| 絵 | ヨシタケシンスケ |
| 出版社 | ブロンズ新社 |
| 発行年月 | 2016年 4月 |
対象年齢は小学生くらい~とされいているみたいです。
うちでは5歳の子に読ませても楽しんでくれました!
あらすじ
おじいちゃんが亡くなり、家族でおじいちゃんの部屋を片付けることになります。
そこで孫の男の子が見つけたのが、「このあと どうしちゃおう」というタイトルのノートです。
ノートには、
「こんな天国がいい」
「こんな神様がいてほしい」
「こんなお墓がいい」
など、死んだあとにどうしたいのかが自由に書かれていました。
それを読んだ主人公も、「自分だったらどうしたいんだろう?」と考え始めます。
重苦しく説明するのではなく、「こんなふうだったらいいな」と想像を広げていくところが、この絵本の特徴です。
娘が好きなシーン
娘が特に気に入っていたのは、いろいろなお墓を考える場面でした。
普通のお墓だけではなく、「こんなお墓があったらいいな」と、さまざまな形のお墓が登場します。
その中でも娘が気に入っていたのが、すべり台などがあって、遊園地や公園のようになっているお墓です。
「こんなお墓だったら楽しそう」と思ったのか、そのページを何度も見ていました。
購入後、娘は何日か続けて「もう一回読んで」と言ってきました。
「死」というものにまだピンときていない様子ではありましたが、それでもわからないことを理解しようとしていたのかもしれません。
親の感想
この絵本を娘に読んでみようと思ったきっかけは、少し前に祖母のお葬式があったことでした。
子どもに「死ぬ」ということをどう説明したらいいのか、以前から難しいと感じていました。
そんなとき、この絵本なら「死んだあとって、こんな世界だったらいいな」と想像しながら、無理なく話せるのではないかと思いました。
実際に読んでみると、死を扱っているのに、怖すぎる印象はありません。
「死とはこういうものです」と答えを教えるのではなく、子ども自身が想像できる余地を残してくれます。
特に印象に残ったのは、おじいちゃんが本当はどう思っていたのか、最後までわからないところです。
ノートには「死んだあと、こうなったらいいな」ということがたくさん書かれています。
でも、それがおじいちゃんの本心だったのか、それとも死ぬことへの不安があったのかは、残された家族にはわかりません。
その「わからなさ」が、とても現実的だと思いました。
死んだあとに何があるのかは、誰にもわかりません。だからこそ、「死んだらこうなる」と決めつけず、それぞれが自分なりに受け止められる内容になっているのだと思います。
娘がすべてを理解しているわけではないと思いますが、何度も読みたがったことから、絵や想像の世界に惹かれたのかもしれません。
『このあと どうしちゃおう』の口コミ・他の人のレビュー
『このあと どうしちゃおう』の口コミでは、「死について考えるきっかけになった」という感想が多く見られます。
死を考えることで生きることにも目を向けられたという声や、子どもだけでなく大人も考えさせられたという感想もあります。
一方で、死をテーマにした絵本なので、子どもの年齢や性格によっては難しく感じることもありそうです。
娘も内容をすべて理解しているわけではありませんが、今はわからない部分があっても、成長してから読み返すことで感じ方が変わるのかもしれません。
『このあと どうしちゃおう』は読書感想文にも向いている?
『このあと どうしちゃおう』を読んで、読書感想文を書こうと思っている人もいるかもしれません。
この絵本は、「死んだあとどうなるのか」という答えが決まっている話ではありません。
だからこそ、
● 自分だったら死んだあとどうしたい?
● おじいちゃんは本当はどう思っていたんだろう?
● 絵本を読んで、どんな気持ちになった?
● 生きている今をどう過ごしたい?
など、自分の考えや感じたことを広げやすい作品です。
あらすじをまとめるだけでなく、「自分はどう思ったか」まで書きやすいところが、読書感想文にも向いていると思います。
まとめ
『このあと どうしちゃおう』は、「死んだらどうなるんだろう?」という難しいテーマを、想像を通して受け止められる絵本です。
怖い説明をするのではなく、「こんな世界だったらいいな」と考えられるため、子どもにも読みやすいと思います。
身近な人の死をきっかけに子どもと話したいときや、死についてどう伝えればいいか悩んでいるときに、親子で読んでみてもいい絵本です。
こんな本もあります|『ころべばいいのに』
ヨシタケシンスケさんの絵本が好きなら、『ころべばいいのに』もおすすめです。
嫌な子がいるときどうしたらいい?
ストレス発散方法や前向きになれる考え方を、楽しいイラストと文で提案してくれます。
嫌なことを少しポジティブに思わせてくれる絵本です。
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